香港--()--(ビジネスワイヤ) -- AMベストは、トーア再保険(日本)の財務力格付け(FSR)をA+(スーペリア)に、発行者信用格付け(ICR)を「aa-」に維持しました。
AMベストはまた、トーア・リインシュランス・オブ・アメリカ(本社米ニュージャージー州モリスタウン)のICRを「a」から「a+」に引き上げ、FSRをA(エクセレント)に維持しました。いずれの格付けについても見通しは安定的です。
トーア再保険の格付けは、好調な引き受け実績、高いリスク調整後自己資本水準、収益源の継続的多角化を反映しています。
トーア再保険のコンバインド・レシオは92%で、5年平均は94%です。コンバインド・レシオが良好であるだけでなく、同社は昨年1年間にピーク・リスクも削減しています。ピーク・リスクは、損害率の上昇と変動率の上昇の主な原因でした。リスク管理の改善により、トーア再保険は現行の利益率を維持し、利益の変動は抑制できると予想しています。
引き受けの変動率の低減に加え、トーア再保険は株式投資も削減しており、これがリスク調整後自己資本水準の安定化に寄与しています。ベストの自己資本比率で計測したトーア再保険のリスク調整後自己資本は優れた状態を維持し、世界的な金融危機の同社の自己資本比率に対する影響はほとんどありませんでした。
同社は日本市場、とりわけノン・マリンのメイン特約再保険で卓越した地位を占めています。トーア再保険は、生命再保険事業、協同組合事業、海外事業を拡大することで収益源の多角化に努めています。
これらのプラス要因を相殺するものとして、過去10年間縮小が続いている日本の保険市場の縮小傾向とアジアの再保険市場の厳しい競争環境があります。トーア再保険は新たな収益源の発掘にリソースを振り向けてきましたが、事業の主要収益源が日本国内にあることから、影響を避けることはできませんでした。また、費用効率の改善の面でも困難な環境が生まれています。
アジアの再保険会社が自社の主要市場外に拡大を続ける中で、アジアの再保険市場での競争は最近厳しさを増しています。しかし、トーア再保険はアジアの再保険市場での競争に参加する上で財務的に有利な立場にあります。
トーア・リインシュランス・オブ・アメリカのICRの引き上げとFSRの維持は、米国地域市場のニッチでの確立された地位、安定的な引き受け実績、健全なリスク調整後自己資本水準を認めたものです。TRAの格付けには、トーア再保険の世界的展開と健全さも好影響を与えています。TRAは、トーア再保険にとって黒字の投資先であり、戦略的拡大とポートフォリオ多角化を可能とするものです。
TRAの事業は傷害保険が圧倒的大部分を占めています。TRAのプラス面を部分的に相殺するリスク要因として、米国の傷害保険市場の減速があります。価格低下が継続した場合、同社の利益率が損なわれる可能性があります。
ベストの信用格付け、格付けプロセスおよび手法の概要については、www.ambest.com/ratingsをご覧ください。
これらの格付けの決定に使用された主要な手法や検討されたその他の手法・要因については、www.ambest.com/ratings/methodologyでご覧いただけます。
1899年に設立されたAMベストは、グローバルに展開するフルサービスの信用格付け会社として、保険会社、銀行、病院、医療システムプロバイダーなど、金融やヘルスケア・サービス業界向けのサービス提供に特化しています。詳しくは、www.ambest.com をお訪ねください。
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